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■ 虚考、うぃる。【Mixed Media Arts Production CATTER'Z EYE & Harasawa Gukken weblog】 ■

4K画質のCGをYouTubeにアップしてみた

映像制作物紹介 動画・映像

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4KエンコでPCが長時間、観戦中のフットボール・サポーターのごとき爆音で唸っていたせいか(盛りました)、最近睡眠中に悪夢にうなされがちな原澤ですこんばんは。

 

ま、ま、御託は後に回すとして、見出しの通り、4K画質のCG映像を続々つべにアップしてみたので さっそく成果物を以下に貼るのよ。

※右下の歯車マークの設定から、画質を『2160p 4K』で限界マックス発動。無論、環境とかスペックによっては回線やデバイスが嗚咽。

 

 

■人気のやつ。レンズフレアっぽいのを追加。パーティクルの精度も向上し、何となく増した気がする奥行き感。


【フリー素材/4Kリファイン版】 レーザービームが高速蛇行するエフェクト CGアニメーションver2 【Free Stock Video / Free Footage】

 

 

 ■グ○ッドマンver2。被写界深度等を調整。若干色調管理があやしい部分がある。


【フリー素材/4Kリファイン版】 サイバー空間・デジタルなチューブを疾走するCGアニメーション素材(ループ) 【 Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■ナチュラル系は解像度上がるとやはり◎


【フリー素材/4Kリファイン版】 光射す水中と泡を泳ぐ CGアニメーション素材 【結婚式・ウェディングムービー/ Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■もはやゼロ年代までのノスタルジーと化している感アリアリだが、個人的につべの4Kで最も恩恵を受けたと思われる動画がこの激しいノイズ。要因としてつべのエンコ仕様が大きいと思われるのだが、これは後述。


【フリー素材/4Kリファイン版】 高精細なテレビノイズ・砂嵐 CGアニメーション素材③(ループ可能) 【Free Stock Video / Footage for free】

 

 

■元のプロジェクトファイルが失踪したため、最初期に作った非圧縮avi(1080p)をアプスケして色々調整。元々の素材が『覚えたての学生とかがやりそうな彩度極大のカラフルなアレ』だったゆえに溢れ出る過剰なstarglow感。


【フリー素材/4Kリファイン版】  カラーボール・球・粒子が跳ねるエフェクト CGアニメーション 【結婚式・ウェディングムービー/ Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■属性エフェクト系その1。炎と雷、水あたりはエフェクトもハウツーも充実しているものだが、氷や凍結系はそのへん非常に手薄なため実際につくるとなると大変。自然物系はある程度つくりこむと高解像度の恩恵がデカイ。


【フリー素材/4K】 つめた~い氷属性エフェクト CGアニメーション素材 【Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■属性エフェクトその2。地属性もいざ作るとなると曲者。これは動きや細部をつくりこまなかったためか、4Kにしてはみたものの、映像のクリアさ以外では下位画質とそこまで差異が感じられないものとなった。やっぱディティール超大事。


【フリー素材/4K】 地震・地割れ・地属性エフェクト CGアニメーション素材 【Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■属性エフェクトその3。上記の素材があまり地属性っぽくなかったので、補完的な感じで若干作りこんだもの。そのため、画質を上げるとノイズと立体感、遠近感に大きな差が出る。


【フリー素材/4K】 ゴツい岩石の地属性エフェクト CGアニメーション素材 【Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■リファインによって大きく改善された(と思われる)作品のひとつ。60fpsに最適化されたのと、ブロックノイズが大幅に減少したのが勝因か。ちょっと前のスクリーンセーバー臭。


【フリー素材/4Kリファイン版】 デジタル・サイバーな渦がうねる CGアニメーション素材ver2 (ループ可) 【Free Stock Video / Free Footage】

 

 

■これはフルHD版とほぼ大差ない感じだが、やや押し出し感と雰囲気が強化された。緞帳の生地感にもっとこだわってつくりこめば、高解像度の恩恵がブーストされそう。


【フリー素材/4Kリファイン版】 舞台風豪華カーテン・緞帳が開く CGアニメーション素材 【結婚式・ウェディングムービー/ Free Stock Video / Free Footage】

 

 

これらはここ1~2週間くらい、日夜エンコードぶん回しで作り続けたもので、ものによってはエンコ完了まで30時間かかるものもあった。

スペック・・・ Win7 Pro : i7-4930K(OC) : GTX780ti : 32GB

Adobe Media Encoder CC(2017)使用でレンダラーはGPU設定

 

確か、映画トランスフォーマーリベンジのハイライトシーンは、制作当時の家庭用ハイエンドPCでも読み込みだけで数年はかかる代物だったらしいので、そういう怪物と比べりゃどうと言うことはないものの、レイヤー数とか作りこみ次第では途方も無いリソースを要するわけで、2K→4K(画素数4倍)の跳躍の壁はやはり、結構、厚い。

 

アップコンバートしたものに関しては、AfterEffects CC 2017の『アップスケール(ディティールを保持)』を使用しているが、これ自体は予想以上によいもので、概ね成果物に良好な結果が出たように思う。文字通り、ディティールが高精度に保たれているわけだが、やはり、ソース映像の細部の作りこみが強ければ強いほど、4Kアプコンした際の有効性が如実に反映される。

 

 

で、今回それら以上に大きいと感じた要素があって、YouTube側の再エンコード仕様に関してなんだよね。

 

f:id:Gukken:20170228053801p:plain      f:id:Gukken:20170228053802p:plain

 

これはつべ動画上で右クリックすると出てくる『詳細統計情報』で、左がフルHD、右が4Kのもの。で、赤枠はYouTube側のコーデック、要するに『何使って再エンコードしてるか』って情報で、ご覧のとおり、フルHDのほうは旧来のmp4用のコーデックなんだけど、4KのほうはVP9を使ってる。

 

このVP9、Google内製の次世代規格の圧縮コーデックらしく(H.265の競合)、どうもシリコンバレーの天才エンジニアたちが相当に力を入れている高性能の代物のようで。

つべに4Kサイズでアップすると自動でこのVP9を通して再エンコされるわけなんだけど、左右比較してどの程度圧縮されているかは正確には不明だが(VP8やH.264の倍と言われてはいますが)、その高圧縮性能ゆえか思ったより読み込みが軽めだし、何より『強い動きのある映像のブロックノイズが劇的に減った』。

 

今まではつべに動きの激しいHD映像を投稿すると、それがどれだけ高ビットレートで精細なものでも、mp4用の再エンコードによる甚大なブロックノイズの発生で潰れたような感じになってしまい、職人的な制作者は『投稿直後であるにも関わらずげんなりしてしまっていた』ものだが、つべの4K用コーデックではそこが大幅に改善されている感がある。やったぜ。

 

 

つまり、YouTubeにおいて、動きの大きい映像の精度を最重視したい(ソースにより近付けたい)場合、時間をかけてでも4Kにアプコンするのが吉ということか。

 

こう考えさせてしまうあたり、Google、やっぱ強ぇわと思ってしまう。 

 

 

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