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■ 虚考、うぃる。【Mixed Media Arts Production CATTER'Z EYE & Harasawa Gukken weblog】 ■

銀の龍の背に乗ったつもりが、蛇を跨いで馬に乗りかけていた

連絡・報告系

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前回エントリから長期間経過(放置)、気が付けば一年の月日とへびの上を跨いでもう年の瀬ですな。いかがお過ごしでしょうか。



う〜ん今書きながら過去エントリー読み返してみたんですが、相当切迫感というか、ね、何か躁鬱気質が充満してましたね当ブログ(苦笑)

懐寂しいのは未だ変わりないんですが、この一年いい意味で開き直りが出来て、精神的余裕あり・ひまあり・気分はJOJO A GO!GO!、といったところ。


で、今何やってるかというと、趣味が高じた結果ですね、映像制作を承ったりするようになりました・・・。

まさかね、嫉妬と遊びで始めた動画づくりがね・・・。しかし素手のアレ(は現状半永久的に凍結す。待ってくれてるかもしれない方本当すみません)とかで手垢まみれになりながら培ったノウハウは何か確実に役立っちゃってます。
「役立てる」ためにやってたわけじゃないんだけれどね、自分なりに誠実に労力と時間費やして取り組んだことってのは、自身の予期せぬところで思いもよらぬ形になって戻ってくるってことなんでしょーか感。

それと、当ブログでは今まで触れてませんでしたが、実は動画用の演出素材もつくってます。
右サイドバーに紹介用サンプル動画あり。編集ソフトいじり始めてちょっと経った時にですね、「もっと楽に動画を彩る方法ねぇかなぁ」と強烈に思い始めて。映像いじったことある方は誰しも経験があるはずと勝手に思ってるんですが、かな〜り苦心したんですね、演出手法に。

そしたら奇しくも昨今って、ちょうど情報革命とかいわゆる(コンテンツ)フリー革命に移行している過渡期で、もっと言うと2000年以降に生まれたデジタルネイティブ世代が「何かこの内面を表現したい!」「映像いじりたい!」っていう年代に差し掛かりつつある潮流なんですよ。要するに、俺と似たような思いを抱えて思春期煮え滾らせた若者とか、これから数十年間の時勢とサバイバル方法が見えかけてる気の利いた人たちが、実はいっぱいいるわけだ。

そういうところから「動くフリー素材」への需要が高まってきていて、その絶対量がまだ少ないのであれば、んじゃあ自分でつくってしまおう、供給する側に早い段階で回ってクリエイター評価上げてくのがいいだろうと。

素材に限らずみんなね、コンテンツ有料で金取ることに躍起になっているけれど、それもう時代遅れ。個人規模とか数人規模でならフリーでガンガン使ってもらったり見てもらった方が圧倒的にいいと思うんですよ。だってその方が銭巻き上げるより評価と生存確率(ロングテールの可能性)上がるんだもの。マネタイズは別のやり方で拓けばいい。


というか、フリーコンテンツ全体の水準がここまでオーバークオリティ気味になって(個人的にはそもそもお茶の間テレビがフルHDなのすらオーバークオリティな気も)情報配信や送金サービスの充実化から集金・カンパも容易になると、クリエイティブ方面の「プロ」と「アマチュア」を分かつ境界線って、ボーダレスに膨張してゆくネット世界を介するともはやないも同然くらいの、限りなくあやふやなもんだよね。

事実、ネットに日々絶え間なく投稿されてる「無名」の人々の作品の見かけのクオリティ自体は「プロ」と遜色ないものも多い。しかもほとんどが無料。嫌味なくらい細〜かく姑チェックしてけば、そりゃ多くはグレーゾーンや二次創作やトレースだったりアマ特有の粗も見付かったりするわけですが(一つ言えるのは「プロ」はほぼ例外なくその道の基礎教養量および場数が凄まじい)、それでもプロアマ間の映像編集とそれに伴うスキル上のギャップに限って言えば、個人向けPCの高性能化・大容量化・廉価化、各ツールの簡素化・高機能化・フリー共有化によって徐々に微細に埋まりつつあるように感じる(とは言え実写方面はまだまだ圧倒的な差があると思うが)。

それに、納期あるデカい「プロ」の仕事で輝く人もいれば、納得いくまで好きに作り込む「アマチュア」の仕事でこそ抜群に面白い人もいるわけでさ。ステージを変えた途端持ち味を発揮できなくなるとかね。


てなわけで、不運なことに「プロ」になれなかった・合わなかった・選ばれなかった者たちが、名ばかりの、ダサくて食えないプロにただ憧れ続けるよりは、同じく食えはしないものの誇り高きアマチュアを志向する、己の昂った魂やパトスをほぼ原材料のまま作品に削り煮込めて「これとにかく見てくれ!」とフリーで「世界」に叩きつけて拡散させる、それってすごくアリなんじゃないかとも思うわけです。現代の技術力ならローコストで容易に出来るんだから。


無論、食えればそれが理想的なんだけど(食えるプロがいいか食えるアマチュアがいいかは各人の欲求とタイプによるのでどっちがいいかは一概に言い切れない)、そこはバランス感覚と人脈と運によるところが大きい気がする。豊饒な才能と精細なスキルがあってもそれで食えてない人なんてあらゆるジャンルに山ほどいるわけで(そもそも営業能力は別軸)。


ちょっと雑把な論になってきてしまった、そのへんはまた追々改めて踏み込みつつ語りたいなぁ、って今回は生存報告とブログでの活動報告再開をしに来たはずなのにやたら長くなってしまった(苦笑)嗚呼、理屈民族。


さてさて、2012〜2013年の挨拶は怠ってしまいましたが、今年は何とか挨拶できます。
この一年映画と漫画を結構貪ったので(映画は200本は観た、と言ってもニワカ)今後その辺の話もしていければと。



本年残り1日、拙文に目を通してくれたそこの素敵なあなた様、良いお年を。


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