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■ 虚考、うぃる。【Mixed Media Arts Production CATTER'Z EYE & Harasawa Gukken weblog】 ■

夏、冷やかし実況、辞めました。

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ハロー。

告知です。

今週末の夏コミにて、Skyrim素手縛りの続きを収録したDVD発売します!
シリーズ完結編となります、中断したのはそういうことだったんですねぇ!
ビッグサイトで、僕と握手!


サークル名『真夏の夜の憤怒 −オークの逆襲−』
Sundas・灰色地区・Fus・ブロック-00q


えー、悪ノリとジョークはここらへんにしとくとして(笑)、そうだジョークで思い出しましたよ。昨今話題のジョークと言えばブリティッシュ・ジョーク、ロンドンオリンピックの開会式をリアルタイムで見たんです。ははぁこれはダニー・ボイル、スポーツとか競技とかにはたぶん興味ねぇんだろうなぁ茶化しに来てるなぁとか思いながら見てたんですが、式も終盤に差しかかりチームUKが入場するシーン、驚きましたねー。流れたのはデヴィッド・ボウイ屈指の名曲『Heroes』だったのでして。


 What you say, I say
 We can be Heroes
 We can be Heroes

 ヒーローになれる、俺たちはヒーローになれるんだ


その時、ふと、思い出したんですよ、あぁ投稿者やるからにはニコニコ動画で、ゲーム実況で、名の知られた者になりたいなぁ…って。

そんなふうに考えていた時期が、俺にもありました。

確実に、ありました。


ニコニコのアカウント等で告知しました通り、自身の実況活動を凍結しました。今までシリーズ等をご視聴してくださった皆様、オメルタ血の掟はどうやら守られそうにありません。申し訳ございません。始めてから今日まで1年近くの間、ゲーム実況というものと真剣に向き合い、考えてきました。

実を言うと、自分はそもそもゲーム実況をまともに見たことってありませんでした(投稿始める直前くらいからやっと色々真剣に見始めたレベル)。元々、ニコニコ動画自体は黎明期(いわゆる『β』時代)から見続けてはいて。ただ、ランキングとか話題の動画とかにはほとんど興味なかったんですね。その往時はそこそこ忙しかったこともあって、自分の興味あるテーマ・作品を掻い摘んで視聴しないと時間が足りないということもありましたし、また10,000人が面白く素晴らしいと感じる動画が自分にも面白く素晴らしいものであるとは、限らない。ゲーム実況というカテゴリ自体も、おそらくそういった内のひとつでした。なもんで、ゲーム実況の存在も知ってこそいたものの自分でやろうなんてことは考えたことなかったんですよね。1年前までは。

その後、擦った揉んだがありまして暇になって、今までやってこなかったことに挑戦してみるかーと。その時ですね、色々あって自分と縁切りサヨウナラしてしまった方が、フジマロ氏という実況プレイヤーのファンだったのですよ。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、氏はかの死にゲーと名高いデモンズソウルで『奴隷兵縛り実況』なんて狂気の沙汰をやっとったわけです。何か、嫉妬したよね。対抗心というか。Skyrim、発売されるじゃない。ゲーム実況、やってみようじゃないのと思いましたよ。とびきりきっついルールでもって。

素手縛りシリーズはそんなことからスタートしました。

そういった中で、実際にゲーム実況を「やる側」に立って、だからこそたくさんあったんですね、見えてきたものが。多すぎるのと無茶苦茶辛辣な見解ばかりなので、ここに書くのはとりあえず控えます(いつか別エントリーにまとめるかも)。それらを考えまとめた結果として、ゲーム実況から離れる決意に相成ったということです。楽しかったんですけどね。正直、今は実況動画界で名を馳せることに興味はなく、別のことに時間を費やしたいと。ここ10年ほど、不勉強が過ぎましたんで。

何でも真面目に考えすぎだよ、何事も手抜いてそこそこやりゃいいじゃんと言われます。本当、よく言われるんですけど、あのう、この世の中、「考えない人間」というのは大抵直感とノリでくっちゃべったりやったりして、それは床屋政談の如きぺらぺら薄っぺらな空談かでたらめで、他方で「考えてるふりの人間」は世間の見解から一捻りさせた恣意的な情報を、そのアングラ臭がゆえ妄信してしまいある種の権力によってあっさりと騙され踊らされて、本人たちはそれに気付くことなく、適当なことを言うだけ言ったりやるだけやったりしたらまた日常に帰って勝手に「幸せ」になっていくという話で。

で、結局そういう、日々ガス抜きして気分さっぱり行動あるのみの奴は往々にして後先など知ったことかという感じで、やることだけは早いから持て囃されて、ああでもないこうでもないと「考える人間」は、時には立ち止まったり去ったりしてまた考えて取り残されて、そしてより一層、世の中というやつは空虚さを増してゆく。それが良いとか悪いとか、そういう事を言いたいのではなく、奇しくも世の中そうやって成り立ち回っていて、それはniconicoも動画界隈も例外ではないのだということ。それはもう、嫌と言うほど分かりました。だからこそ、「考え続けたい人間」が辞めるのは賢明な選択であり、つまらない判断だとも重々自覚しつつ。



夏、『Heroes』が頭の中で鳴り響く。ボウイが悲痛に叫んでいる。歌詞はこう続いている。


 We can be Heroes, just for one day
 We can be Heroes

 We're nothing, and nothing will help us
 Maybe we're lying, then you better not stay
 We could be safer, just for one day

 ヒーローになれる、俺たちはヒーローになれるんだ

 たった一日なら

 でも、名も無き俺たちを助ける者はない
 多分俺たちはウソで強がってる、だから君はここを立ち去るべきだ
 でもいつしか危機が去った時

 たった一日なら

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